こんにちは、GRACEのみずほです。
当店といえばdschinniガラストップとチムニー(アルミホイルあり)のセッティングがお馴染みですね。お客様からは「吸い方を気にせず気軽に濃い味を吸える」とご好評をいただいております、そんなセッティングです。
ここで少し私の話になるのですが、かれこれシーシャを店で7年提供しております。GRACEの前はシリコンロータスに始まり炭直置き、80feetターキッシュなどを主力で作っていました。大体のメジャーどころの器材は使ってきました。
そんなこんなでGRACEで働く、となった時に立ち塞がった問題、それが
『ガラストップチムニーわかんねえ』
でした。
本当にどうかと思うくらい上手く味が出ない。
香りがスカスカの煙になったり、はたまたオーバーヒートしてしまったり、、、、
上手くいかなさ過ぎて悔しい思いをしたそんな夜もありました。
そんなこともありましたが、今ではすっかりチムニー+ガラストップに慣れております。
苦戦した理由は結論から言うと、
『今まで使ってきたHMSとチムニーの仕様の違い』
でした。
本日はそのあたりについて書いていこうと思います。
■ 比較 | チムニーとロータス型
まずはチムニーを観察してみましょう。

ベースがこうなっていて

これに炭を乗せるとこう
次はロータス型を見ていきましょう。

こういう形状になっており

炭の乗せ方は様々ありますが、3点置きして、こう
形状の比較で言うと、
チムニーは円の内周寄りに空気孔があり、ロータス型は外周に空気孔がありますね。
これが、なかなかチムニーと和解できなかった原因でした。
■ 構造から分かること
空気孔=直接炭の熱が入る部分になります。
それに対して、金属部分は間接的に熱を加えている部分になります。
以上を踏まえた上でそれを視覚化すると
(赤=直接熱が入る部分/青=間接的に熱を加えている部分)

チムニー

ロータス型
チムニーとロータス型では直接熱が入る部分/間接的に熱を加えている部分の位置関係が真逆なんですね。
そりゃあ使い勝手が違うわけだ、、、、、
■ 以上を踏まえてチムニーと仲良くなろう
GRACEに入りたての頃に上手く使いこなせなかった理由は、上記の現象に気付けず、写真でいうところの青ゾーンにばかり穴を開けていたがために直接熱が当たる部分が少なくフレーバーに熱が入りらずスカスカな煙になったり、逆に赤ゾーンに多く穴を開けてしまったがために熱が入り過ぎてオーバーヒートしたりしていたということなんですね。
さらに言うと、チムニーの直接熱入るゾーンって、半端なく熱が入るんですよね。というのも、円の内側に熱が直接入るゾーンがある=穴の上の炭の熱だけでなく乗ってる全ての炭の熱で熱くなっている空気が直接フレーバーに伝わるので、とても温度が上がりやすいです。吸い方である程度コントロールできる吸い手でなければ、あっという間に枯れたりしまったりしてしまいます。
スカスカの煙が出る、オーバーヒートしてしまう、吸い手によって味が簡単に壊れてしまう、という現象を防ぐには
チムニーの構造に合わせてアルミホイルの適切な位置に穴を開けるというのが重要なポイントになってきます。
理屈さえ分かると吸い方で温度を上げてしまう方や、逆に吸い方で温度を下げてしまう方にもある程度アルミの穴開けで調整が効きます。お客様から「吸い方を気にせず気軽に濃い味を吸える」と言われるのは、これらを考えてシーシャの立ち上げを行っているからかと思います。
じゃあ具体的にチムニーの構造に合わせてアルミ穴開けするってどういうことだ?と言われますと、、、、、
すいません!そのへんの具体例は秘密にさせてください、社外秘です!笑
ここまで書いておいて具体例書かないんかい!というツッコミが飛んできそうですが、ここまで書くともう大ヒントです。これで許してください、、、、笑
余談ですが、トップの素材がガラスという点においては、最初にしっかり熱をかけてあげれば煙が安定しやすく気に入っています。
とまあ、いろいろ長々と書きましたが、最後に、、、
チムニー、くせありだけど怖くないよ!
本日もご来店お待ちしております。
